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スキッピー(四季宝)のピーナッツバターとネッスレ(雀巣)の牛乳=本文とは全く関係なし

 

これって誤解が生じそうで書くのをちょっとためらったけれど、中国で暮らしていていつも気になっていたことなので、やっぱり書くことにした。

私たちの住んでいたアパートは外国人専用と言ってもいいくらいリッチな造りの新しい建物で、かなり多くの欧米人駐在者が住んでいて、建物の中にプールや、レストランなどもある。 週に二回スーパーまでの送迎バスがでて、初めてこのバスに乗ったときにあれ?っと思ったことがあった。

私の前の席に一人の若い(20代前半)きれいな中国人女性、その横に60くらいのアメリカ人男性。2人で仲良さそうに英語ではなしている。通路をはさんだ向かいには中国人の50歳くらいの男性。たまに若い女性と中国語で話しているが、アメリカ人男性とは話をしていない。いったいどういう関係なんだろう。この人たち。と思っていたら、帰りのバスでその関係がはっきりした。彼女が私に話し掛けてきたからだ。隣のアメリカ人は自分の旦那だということ。そしてその横の中国人は今自分を尋ねてきている父親だと。

中国、天津は産業地域として、最近かなりの外国企業が投資してきている。日本の企業も距離的に近いのでもちろんだが、欧米系の企業も中国への投資は今が狙い目と思っているらしい。車、スーパー、エレベーター、エスカレーター、公衆電話など、世界的に普及してしまっているものが、天津ではまだ新しい。

そんなわけで、海外から企業が入るとそれに伴ってその企業から駐在と言う形で、社員が送り込まれる。人件費の安い中国のこと、現地でほとんど従業員を雇う形になるが、その管理などつまりオフィスのトップなどは本国から来ている。これがシンガポールや、中国でも大きな都市になると課長クラスでも送り込まれるのだろうけど、天津ではまだ規模が小さいため、トップクラスだけ、つまり結構お年のいったお偉いさんが定年になるまで駐在になるというパターンが多いようだ。(ジェームスは技術系なのでちょっと違うけど)

天津には外国人駐在者が少ないのと、外国人用アパートが少ないので、外国人コミュニティが小さくすぐに知り合いになる。私たちの住んでいたこのアパート、朝食のサービスなんてモノもあって、朝レストランにいくとだれかしら顔を合わせることになる。 外国人駐在者はたいていカップルで住んでいるのだけど、年配の人になると奥さんに先立たれたとか離婚したとかで、単身赴任の人も少なくない。そして先述のように現地、中国で新しい奥さんを見つけることも少なくないらしい。

いや、歳の離れたカップルを非難するつもりはこれっぽっちもない。愛があれば歳の差なんて、って私も思う。ホント。 ただ、この年配欧米系駐在員たちと若い中国人女性のカップルはあまりに目に付く。逆に歳の近いカップルは皆無に等しい。そのせいで、私の心の中にこういったカップルをみる時に浮かぶある種の気持ちを抑えることがむずかしい。

ジェームスの会社の天津オフィスのボスもフランス人だったが、奥さんに先立たれ、単身中国にやってきて、現在22〜3さいの中国人女性と結婚している。その彼も60を超えている。彼とは同じ会社と言うことでよく食事に一緒に言ったが、フランスで先立たれた奥さんのことだとか自分の息子のことだとかもよく話していた。今の奥さんは彼にしてみたら可愛いむすめのような感覚なのかもしれない。 ジェームスはお互いに目的がはっきりしていて、幸せならいいじゃない、という。  ・・・。

中国では自分が中国人の場合、ホテルに異性同士泊まる場合、結婚証明書を見せないと同室に泊まれないという決まりがあるらしい。そういうのも関係するのかよくわからないけど、とにかく結婚していないカップルは何かと難しいみたいだ。 きっとアパートや家に一緒に住むのもそういった決まりがあるはずだ。

はっきりいって、中国人はまだとても貧しい。天津の給料が100ドルでも珍しくない。もちろん物価は安いが、そんな所でくらしている外国人たちは超・超・金持ちで、憧れの的。外国人のよく行くバーや、レストラン等は価格もそれなりで、現地の人には手も足もでないだろう。そんな場所で働く従業員たちは一生懸命英語を勉強していて、欧米系のお客には我先にと英語で話し掛けている。天津では英語を普段遣う機会はまずないからだ。多くの若者がアメリカにいくのを夢見ている。アメリカに行けば金持ちになれると信じている。アパートのなかのCNNで中国人密入国者がコンテナの中から発見されたというのをしょっちゅう見てとても悲しい気持ちになる。

こんな私の気持ちと裏腹に若い中国人の奥さんたちはとても明るい。中国語の下手な私にもとても親切にあれこれ英語で教えてくれるし。私が妊娠していることを知って、「いいなぁ、私も赤ちゃん欲しい。」と旦那さんの横で言ったりする。 なんと返事をすればよいのだろうと思いながら、へらへらごまかす私・・・。

社会現象というには大げさすぎるだろうが、同じ国際結婚組の私としては気になることだった。

 

* 全ての欧米人男性+中国人女性のカップルがこうだ、と言っているわけではないことをわかって頂ければと思います。私自身、現地ではよく中国人だと思われていたので、きっとうちの旦那と私が一緒の所を見ていた人たちは同じような目で私たちのことを見ていた人も多かっただろうと思います。良い・悪いの問題ではなく、同じ国際カップルとして気になったので、ここであえて取り上げました。