intersection
 

 

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 毎朝この状態

 

天津の交差点を眺めるのは楽しい。あんまりおもしろくって朝の台所から見える一つの交差点をよく観察していた。

それは小さな交差点の割には交通量の多い交差点で、でも天津のどこにでもある交差点の一つ。朝は出勤するため、通学するための車、バス、自転車が一番多い時間帯。1車線が交わるこの交差点には車の長い列ができ、その間を縫うように自転車が何十台と通り抜ける。信号がないので車が交差点を渡るためにはまずそこに入り込むのが大切。譲り合いの精神というものの存在しないここではとにかくわれ先にといった勢いで交差点に入り込む。4方向から車が入り込むわけだから、当然押し合いへし合いになる。これが人間同士ならぶつかりながらでもなんとかなるのだけど、車同士だとさすがにぶつかるわけにいかない。どんどん後ろから来る車も詰めてくるもんだから、結局にっちもさっちもいかない状態に陥る。

それを横目に、自転車通勤組はそんなぐちゃぐちゃになっている車を器用に避けながら交差点をわたって行く・・・。

いつしかもう完全に動けなくなってしまった車の中から運転手が出てきて、けんかが始まる・・。

これが毎日繰り返されるのだ。

「あっ、またやってる〜」と思いながら、毎日アパートの窓から見ていたのだけど、ある時交差点の工事が突然始まった。そういえば街のあちこちで工事をし始めていたので、どうしたのかと思っていたら、天津市が待ちの美化にチカラを入れ始めたと言う話。

そして一週間後、かくしてこの交差点に信号ができた!それに、一時停止の交通標識+白線まで!

ここで信号の話を少し。天津の新しい信号はスゴイ!新しいもの好きのシンガポールでもお目にかかったことのない超最新式信号だ。なにが超最新なのかというと、あの赤・黄色・緑の丸がない。そのかわりにただの棒状で、緑でいっぱいのこの棒が下の方から少しづつ赤にかわっていって、赤いっぱいになったら止まれということ。反対も同じ。

今まで信号が存在していなかった交差点に突然こんな信号が登場してしまうのが、今の中国の経済発展振りを示していると思う。電話機のない家に住んでいる人たちが携帯電話を連絡手段として使っているのと同じだ。

こんな風にして信号がこの交差点にもやってきたのだけど、相変わらず朝の混雑は続いていた。突然のハイテク信号機の出現に驚くもなにも、みんな信号を無視しているからだ。

結局そこら中の交差点に警官が朝のラッシュ時だけ出現するようになった。なんだかなぁ・・・。

 

 これがそのハイテク信号機